志進2017.07

安心できる企業のアピールへ
就活安心協約を締結促進

2017/07/21

人手不足へ対応する「就活安心協約」

本誌の2016年12月号で「人手不足と労働組合」を特集した。経済の好循環によるものか、はたまた労働人口の減少によるものか。AI、IoT、ビッグデータが駆使された仕事や生活などの環境変化、ダイバーシティ推進と働き方改革とともに、企業が人材をどう育み、使っていくかは重要な課題になっていく。その過程で、必然的にブラック企業は淘汰されていくかもしれないが、ホワイト企業もその波にのまれる可能性はある。そして、個人請負・クラウドワーカーなる労働者への影響も意識する必要がある。

産別組織・情報労連として、このような環境変化に対応した組合員の雇用・労働条件のセーフティーネットを具備できないか。例えば、働き手に対して、労使交渉のサポートはもとより、「良質な求人情報の提供」「エンプロイアビリティ(雇用可能性)を高めるための研修の提供」「安心できる労働条件のもと働ける企業のアピール」などを検討してきた。

かかる費用や態勢の問題もあるので、現段階ですべてはできないが、前出の特集でも紹介されていたエステ・ユニオンの「ホワイト求人労働協約」に倣い、情報労連として、「求職者が安心して就職活動を行う環境整備に関する協約」(略称:就活安心協約)の締結を促進させていくことを意思統一した。一般的な求人情報に加え、若者雇用促進法や女性活躍推進法に基づく情報開示項目の公開を促すものである。良質な雇用を生み、企業イメージ向上につながればと考えている。

また、県域ごとに会費や運用が異なる個人加盟ユニオンに加え、統一化した個人加盟ユニオンをICTJユニオンとの名称の下、各地方ブロック単位で設置していくことを確認した。いずれも機能していくか不透明な段階にあるが、労使の将来不安の除去に資するものであることを望むものである。

次号から新コーナー
ご愛読に感謝します

話はガラっと変わりますが、この「志進」のコーナーは今月号をもって終了します。時にはご賛同、時にはご批判を頂戴し、自身の糧となりました。ご愛好いただいた皆さんに感謝申し上げます。今までなかったことが不思議かもしれませんが、第56回定期全国大会を挟んで、次号からは中央執行委員長の巻頭言的なコーナーを開設します。ちなみに、書記長コーナーも準備されているようです。そちらはひっそりと執筆していくことにします。

また、大会で役員改選を迎え、スタッフの異動等もあります。2年間お世話になった同士たちへの感謝と新たな場所での活躍を祈念します。さらに、構成組織の皆さん、情報労連の活動にご理解いただいている皆さんにも、日頃の感謝と新体制へのご支援をお願いし、結びとさせていただきます。ありがとうございました。

柴田 謙司 情報労連中央本部書記長
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