ビストロパパレシピ2025.01-02
料理好きの理由を
分析する白菜としいたけの
トマトソースペンネ
2025/01/16

「料理が好き」と言うと、単純に食べることが好きだから、と思われることが多いかもしれない。しかし、料理が好きという感情にはもっと深い理由があるのでは。その理由を四つの視点から考えてみた。
1.感情としての好き
料理をすることで、楽しい、ワクワクする、心が温かくなるといったポジティブな感情が湧いてくる。今日は何を作ろう、と考えることも好きだ。自分の手で何かを創り出す喜びが、料理好きの根底にある。
2.行動を通じた好き
毎日毎日キッチンに立って食事づくりをしても飽きないのは、料理をすることで得られる満足感が大きいからだ。試行錯誤する過程も含めて、楽しさが詰まっている。
3.自己表現としての好き
料理は、自己表現の場だ。食材の選び方や味付け、盛り付けに自分のセンスや価値観が反映される。作った料理を毎日ブログで紹介していることもまさにそう。
4.関係性における好き
料理を通じて、人とのつながりが生まれる。家族や友人が喜んでくれる姿を見ることで、料理への愛着がさらに深まる。料理は、食べる人との間で信頼や感謝を築くコミュニケーションの手段でもある。
これらの理由が重なり合い、料理が「好き」という感情を生み出しているのではと考える。
昨年、とても好きになって何度も作ったパスタが「ペンネ」。食べ応えがあって、冷めてもおいしい。白菜、しいたけなど和食っぽい食材と合わせて作ってみたらおいしく仕上がった。外食では食べられないわが家だけの味が食べられる。これも料理が好きな理由だな。
調理時間
30分
材料(3〜4人分)
- ペンネ(250g)
- 白菜(1/8カット)
- しいたけ(8枚)
- 玉ねぎ(1個)
- ツナ(1缶)
- にんにく(2かけ)
- とうがらし(1〜2本)
- 米油(大さじ2)
- ホールトマト(1缶)
- ローリエ(1枚)
- ゆでる水(3リットル)
- 塩(大さじ2)
- 塩(小さじ1.5)
- こしょう(適量)
- バター(大さじ1.5)
- ピザ用チーズ(1/2カップ)
作り方
- 白菜ざく切り。しいたけ薄切り。玉ねぎ薄切り。にんにく薄切り。唐辛子輪切り。
- フライパンを火にかけ油、唐辛子、にんにくを入れて香りがたったら玉ねぎ、白菜、しいたけを順に入れて炒める。ツナを加えて炒める。ホールトマト、ローリエを入れて煮込む。塩、こしょうを加える。
- 鍋に水を入れ沸騰したら塩を加えてパスタを表示時間通りゆでて、ゆで上げる。
- 2にパスタを入れてあえて煮込み、バター、チーズを加えて煮込んででき上がり。
アト辛おとな味:タバスコ
子手伝い:パスタ計量 ゆで時間を計る
子手伝い:パスタ計量 ゆで時間を計る
- ビストロパパのワンポイント・アドバイス
- 料理が好きになれる理由を見つけて楽しくキッチンに立とう。

滝村 雅晴 (たきむら まさはる)
パパ料理研究家。株式会社ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。男性の家事参画や共食の普及・啓発を行う。令和6年度消費者支援功労者表彰ベスト消費者パートナー章受賞。労働組合向け、食材セット付きオンライン料理教室の運営サービスが人気。いっしょに作る料理動画をYouTube「ビストロパパCHANNEL」で配信中。「きょうの料理」「3分クッキング」等出演。