ビストロパパレシピ2021.01-02

モニターばかり見る時代を生きるリメイクチキンカレー

2021/01/15

仕事でパソコンのモニターを見ながら原稿を書く。オンラインミーティングでZoomの画面を見る。今日は何を作ろうかとレシピをスマホで検索する。食事の後、休憩がてらアマゾンプライムビデオで「24」を観賞。実家の母からLINEにメッセージが入り画面をのぞく。

目を酷使しすぎている。家族以外の人にリアルに会う機会が極端に減った2020年。人生の中で一番モニターを見ている時間が長い年だった。

どんな時代でも、ヒトは変わり続けることが必要だ。なぜなら、老いるからだ。体の調子が悪くなってきたとき、治さないといけないと思うが、それは老化かもしれない。目が悪くなるのも、老化が進んでいることを忘れてはいけない。

モニター以外で、毎日楽しみにしている「見る」ものがある。毎朝ジョギングしている時の景色と、料理時のキッチンだ。ジョギングではできるだけ遠くを見ながら、外の景色と季節の香りを楽しむ。料理をしながらスーパーで手に入れた旬の野菜に包丁を入れる。この二つは、自分が健康で生きている限り続けたい。

ヒトは老いることで何かを手放すのと同時に「知恵」と「経験」を得ることができる。プロ野球選手やJリーガーなどのプロスポーツ選手も、老いには勝てないが、その分、知恵と経験により選手寿命を伸ばし40歳を過ぎても第一線で活躍できるのだ。

家庭料理も作り続けてくると、知恵と経験によりリメイク料理が得意になる。ポテトサラダを、溶き卵と混ぜて焼いてスペイン風オムレツに。少し残っていたカレーは、鶏肉をガーリックソテーしてあえてみた。鶏肉がたっぷりのカレーができ上がった。今年も、大好きな味に出会える1年にしよう。

調理時間

20分

材料(3人分)

  • 鶏もも肉(600g程度)
  • 残りもののカレー(適量)
  • にんにく(2かけ)
  • オリーブオイル(大さじ2)
  • バター(大さじ2)
  • 白ワイン(50CC)

  • 塩(小さじ1/2〜)
  • 粗挽きこしょう(適量)

  • ドライパセリ(適量)

作り方

  1. 鶏もも肉を3〜4センチに切り、塩、こしょうを振ってもむ。にんにくは薄切り。
  2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて火にかけ香りがたったら鶏肉の皮面を下に焼き色がつくまで焼く。裏返し、バターを入れ溶けたら、白ワインも加えて強めの中火で焼いて肉に火を通す。
  3. 鍋に残りもののカレーを入れ2を汁ごとすべて入れてあえながら火にかける。なじんだらでき上がり。
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
「老い」は、変化することによって強みになる。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。料理教室・研修(情報労連やNTT労組主催の料理教室も担当)の企画・講師、NHK「きょうの料理」の出演など、パパ料理の普及・啓発を行う。㈱ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。農林水産省食育推進会議専門委員。日本パパ料理協会会長パパ飯士。いっしょに作る料理動画を、毎週末YouTubeでライブ配信中。ビストロパパチャンネルも開設。
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