──第1回──連載のはじめに

私は2025年より「クミジョプロデューサー」と名乗っています。クミジョとは労働界の女性(役員、職員、関係団体スタッフ、組織内議員など)で、男性はクミダンです。
2020年頃からクミジョの研究や活動を開始してから、200人超のクミジョに話をうかがったり(クミダンの話もうかがっています)、アンケート調査を実施したり、本やコラムを書いたり、講演したりしてきました。JP労組クミジョ応援係長、NTT労組兵庫分会クミジョ応援課長に就任したり、産学協同事業のK2P2(クミジョ・クミダン パートナーシップ プロジェクト)の共同代表として『K2P2白書』と『K2P2提言書』を毎年発行したりと、日夜活動しています。このように肩書が多くなったので、クミジョプロデューサーにまとめました。
このコラムでは、クミジョとクミダンの現場の感覚や行動に焦点を合わせ、プロデューサー活動の中で気付いたこと、感じたこと、降りてきたことなどを書きます。私は、これまで常時5本前後の連載を持ってきて、クミジョ・クミダン問題のコラムは初めての体験ではありません。振り返ってみると、労働界のマイノリティーであるクミジョが苦労や困難で右往左往したりして漂う姿に目を凝らしてきました。しかし、観察してきた私もさまよっていた、と気付きました。放浪する私の目に、何がどう映っていたか、そこで何を考えたかをお伝えします。
時々誤解されますが、クミダンや組織をディスろうというわけではありません。早くクミジョとクミダンの正真正銘のパートナーシップが安全に実現できるよう、考え続けているだけです。現場の現実に即して、予測がつくこと、危ういこと、案じられることなどを包み隠してしまうと、安全から遠ざかります。あえて放浪する私の姿をさらして、ぜひ安全を考えるヒントにしてもらいたいのです。次回より、「ご安全に」と声をかけながら、始めます。ご期待ください。

![情報労連[情報産業労働組合連合会]](/common/images/logo_ictj.png)

