ビストロパパレシピ2026.07
焼くだけで、
ごちそうになるなんて豚ロース肉のソテー
2026/07/13

とんかつが大好きな人は、豚ロース肉が好きなはずだ。
肉売り場に、ちゃんと並んでいる。豚ロース肉。厚過ぎず、薄過ぎず、ほどよい一枚を見つけると、つい手が伸びる。
とんかつにしたい。でも、衣をつけて、油で揚げて、後片付けをすることを考えると、今日はちょっと大変だなと思う日がある。そんな時は、焼けばいい。シンプルに、ソテーでいい。
豚ロース肉のおいしさは、赤身と脂身のバランスにある。特に、赤身と脂身の境目あたり。焼くことで脂がじんわり溶け出し、赤身にうまみがしみ込んでいく。あの部分をひと口食べると、豚肉っておいしいなあと、しみじみ思う。
焼くこつは、急がないこと。焼く前に常温に少し戻し、筋に切れ目を入れる。塩、こしょうをして、フライパンでじっくり焼く。強火で焦がすより、中火で焼き色を育てる。肉の表面においしそうな焼き色がついたら、それだけでごちそうの顔になる。
豚肉は、ビタミンB1が多い肉としても知られている。ごはんを食べて、体を動かす力を作る時に欠かせない栄養だ。暑くなって、食欲が落ちる季節にもぴったり。夏バテ気味の日こそ、豚ロースのソテーがいい。
ひと口食べるだけで、ごはんが半分なくなる。肉のうまみと脂の甘みが、口の中にしばらく残る。とんかつにしなくても、豚ロース肉のジューシーさは十分伝わる。
いい豚ロース肉に出合ったら、買ってみよう。シンプルな料理ほど、素材の力がわかる。思っている以上に、一口目のジューシーさに感動する夕食になる。なぜなら、この日の料理がまさにそうだったから。
調理時間
20分
材料(3人分)
- 豚ロース肉(3枚)
- 塩(少々)
- こしょう(少々)
- 米粉(適量)
- バター(大さじ1)
- オリーブオイル(大さじ1)
- 白ワイン(大さじ1.5)
- トマトソースなど(適量*なしでもOK)
作り方
- 肉を表裏、包丁でたたいて柔らかくして脂身に切れ目を入れる。表裏に塩、こしょうを軽くふる。両面に米粉をまぶす。
- フライパンを火にかけ熱くなったらオリーブオイルを入れる。肉を3枚並べて焼き色がついたら裏返し、バターと白ワインを入れてふたをして中火で蒸し焼き。
- ふたをとって肉を裏返して少し焼いたらでき上がり。皿に盛り付けて、トマトソースをかける。
アト辛おとな味:タバスコ
子手伝い:塩、こしょうをふる
子手伝い:塩、こしょうをふる
- ビストロパパのワンポイント・アドバイス
- 焼くだけの料理ほど、素材の力がわかる。

滝村 雅晴 (たきむら まさはる)
パパ料理研究家・ありがとう料理研究家。株式会社ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。男性の家事参画や共食の普及・啓発を行う。料理初心者が、おうちでレストランメニューをオンラインでいっしょに作るビストロパパの料理塾を開講。労働組合向け、食材セット付きオンライン料理教室の運営サービスが人気。毎週料理動画をYouTube「ビストロパパCHANNEL」で公開中。「きょうの料理」「3分クッキング」等出演。
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