ビストロパパレシピ2026.04
書くことも、
作ることも
20年続いた鶏むね肉の
マヨケチャ炒め
2026/04/14

長女が生まれたとき、気軽に外食できなくなった。それなら家でレストランをやればいいと思い、キッチンに立った。初めて作ったトマトソースのパスタが、驚くほどおいしかった。この感動を誰かに伝えたくて、ブログに書いた。
2年後、次女が生まれた。この家族で囲む食卓の記録を、毎日残していきたい。そう思った2006年3月19日から、ブログを毎日書き続けている。今年でちょうど20年になった。
毎日書いていると、毎日料理を作るようになった。毎日料理を作っていると、また書きたいことが生まれた。料理とブログが、お互いを引っ張り合うように続いていった。
20年で、人生はずいぶん動いた。会社を立ち上げ、長女が天国に旅立ち、がんを経験し、手術を乗り越えた。書けない日も、作れない日も、正直あった。それでも気が付けば、365日×20年分が積み重なっていた。
続けてきてわかったことがある。レシピは設計図だ。設計図どおりに作れば、誰でも同じ料理ができる。でも、そこに「今日の気分」や「食べる人の顔」が加わると、その日だけの一皿になる。同じ料理名でも、毎回少しレシピが変わる。実は、同じ食卓はないのだ。だから20年、飽きなかったのかもしれない。
20年の節目に、オンラインでクッキングライブをした。配信中、ふと冷蔵庫を開けたら鶏むね肉が一枚あった。豆板醤でうまみを引き出し、マヨネーズとケチャップで絡めて、仕上げに粉チーズをひとふり。15分の炒め物だ。記念日の料理は、いつもより少しおいしく感じるものだ。20年続けてきてなお、やっぱり料理は楽しいと感じた夜だった。
調理時間
15分
材料(2〜3人分)
- 鶏むね肉(1枚)
- 塩(小さじ1/2〜)
- こしょう(少々)
- 米粉(大さじ1)
- 米油(大さじ1〜)
- 豆板醤(小さじ1〜)
- マヨネーズ(大さじ2)
- ケチャップ(大さじ2)
- 粉チーズ(適量)
作り方
- 肉は半分に切って薄切り。塩、こしょうを振ってもみ、米粉をまぶす。
- フライパンを火にかけ熱くなったら米油を入れ、肉を並べていく。片面が焼けたら裏返し、豆板醤を入れて炒める。
- 火が通ってきたら、マヨネーズ、ケチャップを入れて炒める。全体になじんだら、盛り付けて粉チーズをかけてでき上がり。
アト辛おとな味:タバスコ
子手伝い:もむ。米粉まぶす
子手伝い:もむ。米粉まぶす
- ビストロパパのワンポイント・アドバイス
- 料理も、書くことも、続けた分だけ物語になる。

滝村 雅晴 (たきむら まさはる)
パパ料理研究家・ありがとう料理研究家。株式会社ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。男性の家事参画や共食の普及・啓発を行う。料理初心者が、おうちでレストランメニューをオンラインでいっしょに作るビストロパパの料理塾を開講。労働組合向け、食材セット付きオンライン料理教室の運営サービスが人気。毎週料理動画をYouTube「ビストロパパCHANNEL」で公開中。「きょうの料理」「3分クッキング」等出演。
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