ビストロパパレシピ2026.01-02

おいしいは、
音でわかる
さつまいもの
カリカリ天ぷら

2026/01/15

自分の周りには、さつまいもが好きな女性が多い。妻と、娘だが。

焼き芋を買えば喜び、芋けんぴの袋を開けると次見た時には空っぽになっている。

最近は、さつまいもを料理に入れると、とにかく家族の反応がいい。

スープ、カレー、おでん、どれに入れても喜ばれる。味噌汁には、入れてとリクエストがある。

そんな流れの中で、一周回って、やっぱりここに戻ってきた。さつまいもの天ぷら。特別な料理ではない。けれど、どう揚げるかで、この野菜の印象は大きく変わる。

薄く切って、水にさらす。衣は、米粉と炭酸水だけ。ドロッとするくらいで止める。油を180度に温め、衣をまとわせたさつまいもを入れたら、触らない。しばらくすると、油の中の音が変わってくる。水分が抜け、衣が乾き、勝手に、カリカリになっていく。揚げたての天ぷらを口に運ぶと、隣から、はっきりとした「バリバリ」という音が聞こえる。その音を聞いた瞬間、今日は成功だとわかる。

外は、驚くほど軽く、中は、焼き芋のようにホクホク。塩も、めんつゆも、いらない。何もつけなくても、十分に甘く、満足感がある。

「好きな天ぷら、これが一番かも」。

そんな言葉が、食卓から聞こえてきた。さつまいもは、やっぱり、好きな人がはっきりしている野菜だと思う。そして、その“好き”を、一番わかりやすく引き出してくれるのが、この天ぷらなのかもしれない。

今日も、バリバリという音と一緒に、家族の箸が伸びていく。カリカリの、さつまいもの天ぷら。ありがとう。

調理時間

30分

材料(2〜3人分)

  • さつまいも(1本)
  • A
    • 炭酸水(120ml〜)
    • 米粉(100g〜)
  • 米油(適量)
  • 塩・こしょう(適量)
  • めんつゆ(適量)

作り方

  1. さつまいもを薄切りにして水にさらす。15分以上さらしたら水を切る。
  2. Aを混ぜてドロッとするぐらいの割合にしておく。
  3. 鉄のフライパンか鍋に火をかけて熱くなったら油を2〜3センチ入れて180度に加熱。
  4. 1を2にくぐらせて3のフライパンに入れる。しばらく触らない。火が通ってきたら裏返し、両面カリカリになるまで揚げたら油を切って揚げバットに取り出す。
  5. 塩・こしょう、めんつゆなどにつけて食べる。
ポイント:

・水にさらす

・米粉+炭酸水で衣作る

・米油で揚げる


子手伝い:さつまいも洗う
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
さつまいもは、家族を笑顔にする。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家・ありがとう料理研究家。株式会社ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。男性の家事参画や共食の普及・啓発を行う。料理初心者がオンラインで学べるビストロパパの料理塾を開講。労働組合向け、食材セット付きオンライン料理教室の運営サービスが人気。いっしょに作る料理動画をYouTube「ビストロパパCHANNEL」で配信中。「きょうの料理」「3分クッキング」等出演。
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