ビストロパパレシピ2025.05
ハーブを始める
春のモーニング
ルーティンローズマリー白湯
2025/05/14

春の朝。すっきり目覚めたいけれど、まだ体が重たい。そんな時にぴったりの1杯がある。それが、「ローズマリー白湯」。
特別な材料も、難しい手順もいらない。カップに洗ったローズマリーを入れ、熱湯を注ぐだけ。数分待てば、白湯の色が変わり、ほんのりとした香りと優しい風味が立ち上り、体にスッと染み渡る。
実は、ローズマリーは春に元気に育つハーブの代表格。抗酸化作用が高く、リラックス効果や血行促進、消化促進にも役立つとされる、頼もしい存在だ。
朝の1杯にローズマリー白湯を取り入れるだけで、心も体もすっきり目覚め、春のスタートダッシュがきれる。
わが家では、ベランダで育てたローズマリーを活用。ぐんぐん伸びる生命力に、こちらまで元気をもらう。
カップ1杯の白湯のために、ほんの3〜5センチを切るだけ。家族で飲んだら、あっという間にローズマリーも丸坊主。新芽が育つワクワクを味わいながら、毎朝の習慣にしている。
ローズマリー白湯は、ただの飲み物ではない。朝の集中力を高め、代謝を上げ、自然と「今日もがんばろう」という気持ちを引き出してくれる魔法の1杯だ。
もちろん、育てる楽しみも格別。挿し木で増やせば、どんどんローズマリー畑が広がっていく。今年新たに4苗買ってきた。小さな苗ポットから始める春のガーデニングにもおすすめだ。
さっそく、明日の朝から、ローズマリー白湯を始めよう。きっと一日が、少しだけ、いや、ぐっとすてきに変わるはず。
調理時間
3分
材料(1人分)
- ローズマリー(3〜5センチぐらい)
- 熱湯(適量)
作り方
- ローズマリーを洗ってカップに入れ熱湯を注ぐ。
- 少しローズマリーから湯に味や香りが移ったら飲む。
子手伝い:ローズマリーを摘んでくる
その他の活用方法
- ・スープに入れて煮込む
- ・コーヒーに入れて飲む
- ・オーブンに入れて肉、野菜を焼く
- ・蒸し器に入れて一緒に蒸す
- ビストロパパのワンポイント・アドバイス
- ローズマリーを育てて、飲んで、楽しもう。

滝村 雅晴 (たきむら まさはる)
パパ料理研究家。株式会社ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。男性の家事参画や共食の普及・啓発を行う。料理初心者がオンラインで学べるビストロパパの料理塾を開講。労働組合向け、食材セット付きオンライン料理教室の運営サービスが人気。いっしょに作る料理動画をYouTube「ビストロパパCHANNEL」で配信中。「きょうの料理」「3分クッキング」等出演。