ビストロパパレシピ2025.03

お家で動画鑑賞を
もっと快適にする
ために
カレーバター&しょうゆバターポップコーン

2025/03/14

子どもの頃、大好きだったおやつの一つがポップコーンだ。市販の原料豆が入った使い捨てアルミフライパンをコンロにかけて、ポンポンとはじける音を聞きながらワクワクしていた。膨らんだ容器に穴を開けると、中からホクホクのポップコーンがあふれ出す。そんな瞬間がたまらなかった。

大人になって、ポップコーンの原料豆さえあれば、フライパンとふたで簡単につくれることを知った。以来、家にポップコーン用の豆を常備して、好きなときにつくっている。

基本はシンプルに、油と塩だけで作るのが一番手軽で、飽きのこない味。でも、油を使わなくてもポップコーンは作れる。フライパンの加熱だけではじけさせるエアーポップコーンなら、より軽い仕上がりに。

今回は、エアーポップコーンを使って、人気の味付け2種類を紹介しよう。

一つはカレーバターポップコーン。溶かしたバターにカレー粉と塩、少しのこしょうを混ぜてポップコーンに絡めるだけ。スパイシーな香りがふわっと広がり、一口食べると止まらなくなる。もう一つはしょうゆバターポップコーン。バターを溶かし、しょうゆを少しだけ加えて香ばしく仕上げる。しょうゆのコクがバターのまろやかさと合わさって、どこか懐かしい味わいになる。

ポップコーンがはじける音を聞いているだけでも楽しい。香ばしい香りが漂うと、いつの間にか家族がキッチンに集まってくる。

最近は、ネットフリックスやアマゾンプライム、YouTubeと、観たい動画が山ほどある。映画館でポップコーンを食べるのもいいけれど、お家で手作りしながらまったり鑑賞するのも悪くない。

好きな映画とおいしいポップコーン。それだけで、何気ない一日が特別になる。

調理時間

20分

材料(作りやすい分量)

  • ポップコーンの原料豆
  •  (1/2カップ/約80g程度)
  • A
    • しょうゆバター
    •  有塩バター(30g)
    •  しょうゆ(小さじ1)
  • B
    • カレーバター
    •  有塩バター(25g)
    •  カレー粉(小さじ1/2)
    •  塩(小さじ1/3〜1/2)
    •  こしょう(少々)

作り方

  1. フライパンに豆を入れる。ふたをして強火にかける。ふたが外れないように抑えながら、フライパンを前後にゆする。焦がさないように、すべての豆が破裂するまでゆする。
  2. 1のフライパンからポップコーンを取り出すか、別の26センチのフライパンにAのバターを入れて火にかける。バターが溶けてきたらしょうゆを加えてなじませる。作ったポップコーンの半量を入れて混ぜる。ふたをして前後に振って絡めてでき上がり。
  3. フライパンにBを加えて火にかけなじませたら、残りのポップコーンを入れてあえる。ふたをして前後にゆすって絡めてでき上がり。
子手伝い:原料豆を量る
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
はじける音は、ワクワクの始まり。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。株式会社ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。男性の家事参画や共食の普及・啓発を行う。令和6年度消費者支援功労者表彰ベスト消費者パートナー章受賞。労働組合向け、食材セット付きオンライン料理教室の運営サービスが人気。いっしょに作る料理動画をYouTube「ビストロパパCHANNEL」で配信中。「きょうの料理」「3分クッキング」等出演。
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