特集2021.05

気候変動対策 学び、行動しよう
迫る気候変動のリスク 知識を得て行動につなげよう
全国で5000人が参加
情報労連「全国環境一斉行動」

2021/05/18
情報労連が2009年から取り組んでいる「全国環境一斉行動」。身近な自然に触れることから、環境問題全般に対する意識啓発を図っている。
二瓶 隼一 情報労連中央執行委員

2009年から実施

毎年5月に行われている情報労連の全国環境一斉行動は、環境問題に対する組合員のさらなる意識高揚と産別組織として全国で展開しているスケールメリットの発揮による社会に対するアピールを目的とし、2009年から行われています。

2009年の活動では、NTT労組グループ連絡協議会と連携し、全国で環境保護をテーマとしたボランティア活動が展開され、3000人以上の組合員およびその家族が参加しました。

全国環境一斉行動は現在、情報労連の平和運動、社会貢献活動、環境保護活動等を総称する「明日Earth」活動の一環となっています。「明日Earth」活動は、(1)明日につなげる運動(2)明るい未来の創造(3)地球のために──等がキーワードであり、私たちの行動が「明日の地球のために」という思いが込められています。

環境一斉行動には毎年、全国で5000人以上の組合員およびその家族が環境一斉行動に参加し、ゴミ拾いや、清掃活動、植樹ボランティアなどが行われています。

残念ながら昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大の観点から、全国環境一斉行動は中止としましたが、今年度は5月15日(土)を中心に、オンラインによる環境問題等の学習会が企画されています。

環境問題を考える機会に

さて、皆さんは全国環境一斉行動に参加したことはありますか?

私は東京で行われた荒川河川敷のクリーンアップ活動に参加したことがあるのですが、300人で2時間ゴミを拾うと、約200袋のゴミが集まることと、外来種の植物が非常に多いことに驚きました。こういった機会がないと、環境問題について考えることが、なかなかないと思います。本誌が発行された時点では、今年の環境一斉行動は終わってしまっていますが、来年以降、参加したことのない方はぜひ一度参加してもらい、環境問題について考える機会にしてもらえればと思います。

SNSで活動の発信を

また、今年の環境一斉行動では、各県協の活動に参加できない組合員の方も個人で参加できない場合でも、個人または家族で家の周りや職場の周りの清掃やゴミ拾いなどをしていただき、その時の写真をSNSに“#(ハッシュタグ)情報労連環境一斉行動”と記載し投稿してもらうという企画を行っています。もし、SNSへの投稿が難しい場合は情報労連へ写真を送付していただければ情報労連のSNSに掲載しますのでぜひご協力をお願いします。

一人ひとりの行い自体は小さくても、たくさんの人の行いが積み重なると、とても大きな行動になります。

「明日の地球のために」の思いを組合内外に発信していくことにより、さまざまな問題に興味を持つ人が増え、ともに行動してくれるようになる。そんな世の中になるよう、情報労連は今後も「明日Earth」活動を、そして、全国環境一斉行動を継続していきます。

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