ビストロパパレシピ2019.12

「男子厨房に入らず」から「男女厨房を共有する」時代へいなり餃子

2019/12/12

平日、家族で食事をし、料理も作る。こう聞くと母親のイメージが強いが、父親でも、このようなライフスタイルが増えているのだ。それは、私が監修し11月21日に旭化成ホームプロダクツ社からリリースをした「現代の共働き世帯における家族の共食や料理事情に関する意識調査」の結果から見えてきた。

日本における共働き世帯数は、1980年時の614万世帯から38年間で1219万世帯へと倍増し、子育てを主体的に行う男性が“イクメン”と呼ばれるようになり10年がたった。調査の結果から、若い世代の父親ほど、家庭内で家族と一緒に食事をし、料理にも積極的であることがわかったのだ。

例えば、「週4日以上夕食を家族全員で食べる」父親は57.7%という結果に。さらに、40〜50代では「毎日」と答えた人が20%、「週4日以上」では50%未満となった一方で、20〜30代では「毎日」と答えた人が約30%、「週4日以上」は約70%となり、若い世代の父親ほど家族との夕飯の時間を確保している。

また、父親の約46.4%が「週1回以上夕食を作っている」と回答。20代では「週2〜3日以上夕食を作っている」と答えた人が40%を超え、さらに「週4日以上」も22.6%も作ると回答。40代で「週4日以上」はわずか6.9%にとどまった。

時代は確実に変わってきている。50代以上の「男子厨房に入らず」の時代は過去となり、男女がともに料理、育児をする「男女厨房を共有する」家事シェアの時代になっているのだ。ただ、働き方や生き方が多様な現代は、どの家族も自分たちが参考になるロールモデルを見つけづらく、試行錯誤しながら生活しているのではないだろうか。

今回紹介する料理は「いなり餃子」。作り置きとしても大活躍する一品。世代関係なく、おいしいので作ってみてほしい。

材料(5人分)

  • 豚ひき肉(600g)
  • 油揚げ(15枚)
  • ニラ(1束)
  • 白ねぎ(1本)
  • 卵(1個)
  • 塩(小さじ強*)
  • *6g 肉の1%程度
  • A
    • ごま油(大さじ1)
    • 粗びきこしょう(少々)
    • しょうが(1かけすりおろし)
    • にんにく(1かけを少しすりおろす)
  • しょうゆ(適量)

作り方

  1. 油揚げを半分に切り、中を開く。ニラは細かく刻む。白ねぎはみじん切り。
  2. ボウルにひき肉と塩を入れてよくもむ。ニラ、白ねぎ、卵、Aを加えてよくもむ。
  3. 油揚げに2を詰めて平らにする。
  4. フライパンに詰めた油揚げを敷き詰め、蓋をして弱めの中火で焼く。焼き色がついたら裏返し両面焼いたらでき上がり。
  5. しょうゆとカラシで食べる。
アト辛おとな味:大人はカラシ
子手伝い:もむ・詰める
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
家事・料理・子育ては、ワンオペではなく、ワンファミリーをロールモデルに。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。料理教室・研修(情報労連やNTT労組主催の料理教室も担当)の企画・講師、NHK「きょうの料理」の出演など、パパ料理の普及・啓蒙を行う。(株)ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。内閣府食育推進会議専門委員。日本パパ料理教会会長パパ飯士。著書に『ママと子どもに作ってあげたい パパごはん』(マガジンハウス)、『パパ料理のススメ 父親よ大志を抱け』(赤ちゃんとママ社)。昨年度NHKラジオ第一「すっぴん!」毎週水曜日にダイアモンド☆ユカイさんとパパ料理紹介。
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