ビストロパパレシピ2024.07

ライフステージと
ともに
変わるルーティン
グリーンスムージー

2024/07/12

朝、スムージーづくりから一日が始まる。スムージーの魅力は、その日の気分や手に入る材料によって微妙に変わる組み合わせで楽しめること。朝ごはんをしっかり取ることは重要とされているが、それが必ずしも万人に合うわけではない。

人それぞれの成長過程、好み、生活習慣、そして体調に合わせて食事を調整することが大切だ。例えば、アレルギーを持つ人もいれば、特定の食材に対して強い好みや苦手意識がある人もいる。同様に、朝ごはんをしっかり食べることが理想的だとされる一方で、「おなかがすいていないときに無理に食べる必要はない」という考え方もある。私は、空腹を感じたときに必要な分だけを食べることが最も体に良いと考えている。

基本的には朝ごはんをしっかり取る生活をしているが、時には食欲がないこともある。そんな時には無理に食べるのではなく、水分補給をしながら体の声を聞くようにしている。過食は胃腸に負担をかけるため、体調が悪い時には食事を控えることで回復することもある。

自然界でも、植物は過剰な水や肥料によって枯れることがある。同様に、私たち人間も過食によって健康を損なうことがある。したがって、食事の量や内容を自分の体と相談しながら調整することが重要である。

私の朝のスムージーは、そんな柔軟なアプローチの一環だ。毎朝、ベランダで育てているバジルやミント、イタリアンパセリなどを少し加えるだけで、味わいや風味が変わるのを楽しんでいる。

家族のライフステージが変わると起床や外出時間が異なってくる。朝一に仕込むスムージーを妻や娘が自分のタイミングで飲むのがわが家の朝のルーティン。みんな気に入っている。

調理時間

10分

材料(3人分)

  • にんじん(1本)*皮ごと
  • キウイ(1本)
  • バジル(3枚)
  • ロメインレタス(3枚)
  • 無調整豆乳(250ml)
  • はちみつorアガベシロップ(大さじ1〜2)

作り方

  1. にんじんを小さく乱切り。キウイの皮をむいていちょう切り。
  2. ブレンダーやミキサーに材料をすべて入れ混ぜてトロトロにする。
組み合わせおススメ:
・パセリ、イタリアンパセリ、レタス、ルッコラ、トマト、ミニトマト、ミント、バナナ
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
不足しがちな野菜はスムージーで摂取してみよう。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。株式会社ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。男性の家事参画や共食の普及・啓発を行う。令和6年度消費者支援功労者表彰ベスト消費者パートナー章受賞。労働組合向け、食材セット付きオンライン料理教室の運営サービスが人気。いっしょに作る料理動画をYouTube「ビストロパパCHANNEL」で配信中。「きょうの料理」「3分クッキング」等出演。
ビストロパパレシピ
特集
トピックス
巻頭言
常見陽平のはたらく道
渋谷龍一のドラゴンノート
バックナンバー