「吉川さおり」の政策浸透へ
組織内外から応援メッセージ歴史の積み上げと次代への継承に尽力
吉川議員は「熟議の府」に不可欠な存在

「巨人の肩の上に乗る」
情報労連の組織内議員である吉川さおり参議院議員は、初当選以来、情報通信分野への高い知見と、就職氷河期世代としての経験を生かし、立憲民主党に、ひいては党派を超えて参議院に欠かせない議員として、多くの同僚議員の信頼を得てきました。
「巨人の肩の上に乗る」という言葉があります。科学者であるニュートンの言葉です。歴史的な積み上げや蓄積、先人たちの遺産を重んじるべきだ、という意味を持ちます。まさに、吉川さおり参院議員ほど「巨人の肩の上に乗り」、議会における先例や歴史の積み上げと次の世代への記録の継承をテーマに議会活動をされてきた議員はいないと感じます。
「束ね法案は、法律案を束ねることによって国会審議を形骸化し、立法過程が不透明になる恐れがあるとともに、国会議員の表決権を侵害し、立法府の空洞化を招来しかねないという問題を抱えているものです」。2020年6月5日の本会議、吉川さおり参院議員はこう述べました。束ね法案や予備費など、一見わかりづらく、ともすれば見過ごされてしまうような手続きの瑕疵を、吉川議員は地道に指摘してきたのです。
議事録を残す重要性
議員の活動は安定しません。任期があり、次の選挙もある中、ともすれば「今」だけを切り取り、いかにこの瞬間においてあるいは有権者に一つでも見える成果を出すかという点だけに注力しがちです。
しかし、吉川さおり参院議員は、単にこの瞬間だけのために討論や質問を行っているのではありません。議事録とは、人々が行う「政治」を言葉として残し、半永久的に誰でも参照できるようにした、大いなる遺産(レガシー)であり、吉川議員はまさに、一貫して「良い議事録」を残せるよう、正しい議会活動にまい進されてきました。まさにそれこそが、「良識の府」たる参議院の議会人にとって最も求められることではないかと思います。
吉川さおり参院議員の任期であるこの3期18年、これほど公文書の取り扱いが問題になったことは、日本の歴史で存在しなかったのではないでしょうか。安倍晋三総理大臣の政権は終わりましたが、森友事件・加計学園事件・桜を見る会の問題など、行政が意図的に公文書を隠し、本来有権者に明らかにすべき情報を不透明にした影響は、決して小さくないものがありました。
「行政権、司法権、立法権。行政権、残念ながら不正不当な活動が頻発しています。私は立法権に属する立場ですが、非常に危惧しています。その一つに公文書の改ざんや統計不正、不適切な扱いがあります。公文書管理法は公文書を健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源(です)」。吉川議員は、2022年9月8日の参議院議院運営委員会で、こう、岸田前総理に対して質問しました。
参議院に必要な人材
しばしば「衆議院のカーボンコピー」などと言われる参議院ですが、参議院だからこそできることは少なくありません。仮に法案が通ってしまうとしても、問題点を指摘しておけば、将来の議会の仲間、あるいは行政府の仲間がそれを見て、必ず糧にしてくれる。そんな思いがあるのだと思います。
「熟議の府」たる参議院に吉川さおり参議院議員がいないことは、日本にとっての大いなる損失ではないでしょうか。吉川さおり議員のさらなる活躍を願っております。