ビストロパパレシピ2021.07

相手を思いやる
お茶を入れる時代に
ハーブティー

2021/07/13

ベランダでハーブを育て始めて、もう何年もたつ。きっかけは、スーパーで買ってきたペパーミント。余った葉をコップの水に漬けておいたら根が出たので、プランターに移し替えたら根が張った。生命力が強く、いくら摘んでも葉が生えてきた。

今年の春に買ってきて植えたハーブに、レモンバームと、レモンタイムがある。この二つの葉を摘んでお湯を注げば、ハーブティーができる。お家時間をリラックスしながら過ごすには、ぴったりのハーブだ。

最近の職場では、来客にお茶を入れて出すことはほとんどなくなったのではないだろうか。自動販売機が入れてくれたり、自分で好きなものを選んだり、ペットボトルを出す会社も。感染防止対策のために出さないし、打ち合わせもオンラインだから、ますます他人にお茶を入れる習慣がなくなってきた。

昭和の時代には、お茶くみ担当がいて、新入社員においしいお茶の入れ方を教えることもあった。そして、その係は必ず女性だったが、お茶は女性が入れるものという時代ではもうない。飲みたければ自分で入れればいいのだ。

ただ、仕事や役割、義務ではなく、相手を思いやる気持ちをもってお茶やコーヒーを入れることは大賛成だ。仕事仲間が頑張っている。家族が遅くまで家事をしている。子どもが試験勉強で机に向かっている。そんな時に「コーヒーでも飲む?」と一言声を掛けていれる一杯。そんな時、声を掛けてもらった相手は、コーヒーが飲めることもうれしいけれど、気にかけてもらったことも含め、おいしく飲めるのだ。声を掛けたほうも、元気がもらえる。

リモートワークで、一日中夫婦で家にいることになった日に、「ハーブティー飲む?」と一声掛けることで、何気ない日常が、ちょっとだけ特別な日になる気がする。

調理時間

10分

材料

  • レモンバーム、レモンタイムの葉(適量)
  • 熱湯(適量)

作り方

  1. 湯を沸かし沸騰させておく。
  2. ティーポット(急須)と人数分のティーカップにお湯を注いであたためる。
  3. ティーポットの湯を捨て、ハーブを入れる。熱湯(95℃以上)をティーポットに注ぎ入れ、ふたをして3〜5分ほど蒸らしたら、ティーポットを静かに回し、中のお茶の濃さを均一にする。
  4. カップの湯を捨て、少しずつ順に人数分のカップに注ぎ入れる。
子手伝い:レモンバームの葉を摘み取る
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
思いやりのお茶を入れよう。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。料理教室・研修(情報労連やNTT労組主催の料理教室も担当)の企画・講師、NHK「きょうの料理」の出演など、パパ料理の普及・啓発を行う。㈱ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。農林水産省食育推進会議専門委員。日本パパ料理協会会長パパ飯士。いっしょに作る料理動画を、毎週末YouTubeでライブ配信中。ビストロパパチャンネルも開設。
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