渋谷龍一のドラゴンノート2021.03

【第4編】パートナー〜そろそろ「オトコ社会」に気付きましたか〜女性たちのホンネ2

2021/03/15

大人の男性のことをバカで子ども、という女性たちのホンネ。その先に進みましょう。

男性は子ども、というのなら、つまり大人になっていないのなら、育て方の問題になります。そこを女性たちに聞いていくと、どうやら、「下駄を履かされてきた」から、ということのようです。早い人で小学校低学年から、遅い人でも成人あたりで気づくことですが、男性の方が優遇されている「男尊女卑」の世の中だから、生きづらいな、と思っています。

子どもの時から男性であるだけで優位というのですから、男性は下駄を履かされている、ということです。下駄男、ゲタオです。

そんなバカな、というのなら、例えば悪質クレーマーはどうでしょう。暴言、土下座強要、説教などを繰り返す客が店員たちを傷つけ悩ませています。多くは男性から女性への攻撃です。スーパーの客が王様のようになってしまうゲタオぶりです。大手ケータイ会社へ迷惑電話を2万回以上かけた事件がありました。逮捕された男性は「オレの方が被害者だ」と放言するくらいのゲタオぶりです。

ゲタオは何らかの理由で、下駄の歯を折られたり、折れてないのに同じ高さに並ばれたりすると、下駄の分のツジツマが合わなくなって暴れ出します。

特殊な性格の有害な男性なのでしょうか。そういう男性を作り出し続ける社会だからでしょう。女性は、そう言っても無駄だし言わない方が安全だから、何も言いません。だから、男性には下駄が見えないのです。

セクハラ、パワハラなど各種ハラスメントもゲタオが原因かもしれません。痴漢や性的な犯罪はどうでしょう。みな男性が優位か、本人が優位だと感じる中で行われています。事件を聞いた男性たちは評論家のように言います。「よくあることだよ」「でも俺には関係ないし」。

今のところ事件はわが家の外で起きています。わが家の中で始まったらもうアウトです。

渋谷 龍一 (しぶや りゅういち) 労働ジャーナリスト
日本労働ペンクラブ会員。主著に『女性活躍「不可能」社会ニッポン 原点は「丸子警報器主婦パート事件」にあった!』(旬報社)がある。
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