ビストロパパレシピ2024.03

家庭料理にも
生成AIを
豚ばら蒸し鍋

2024/03/13

生成AIとは、機械学習の技術を用いて、人間が行うような創造的な作業を自動化するシステムのこと。ChatGPTやCopilotなどいくつもの種類があり、文章、画像、音楽など、多様なコンテンツを生成することが可能だ。特に家庭料理の分野においても、このAIを活用することで、日々の献立作りや料理のプロセスが大きく変わる可能性がある。

生成AIは、ユーザーの好みや食材の在庫、栄養バランスなどを考慮したレシピをプロンプトという形で文字や音声で入力することで提案してくれる。これにより、献立に悩む時間が減り、多様で健康的な食事を簡単に計画できるようになる。忙しい日々を送る人々にとっては、時間の節約にもつながる。

しかし、生成AIを使いこなすには、その機能を適切に理解し、活用する知識も必要だ。AIが提案するレシピや調理法を盲目的に信じるのではなく、自ら判断する能力が重要だ。

生成AIを活用した家庭料理は、これからの食文化に新たな可能性をもたらす。家族の健康を支え、食の楽しみを広げるためにまずは生成AIを使いこなしてみよう。

と、書いているコラムについて一つネタばらし。今回上記の原稿は生成AIのCopilotで原稿の草案を作ってもらい、それを私が加筆修正したものだ。自分が求める回答を生成AIから引き出すために、何度もやりとりする必要があるが、もうすでに生成AIは、仕事から日常生活にまで浸透している。2024年はさらに加速するだろう。

今回紹介する料理は時間がなくても入れて煮るだけでできる蒸し鍋。おいしすぎて毎週作っている。生成AIを試している時間が増えたことで家事時間が減り、蒸し鍋のような時短簡単料理が増えたのは、ここだけの話。

調理時間

20分

材料(3〜4人分)

  • 豚ばら薄切り肉(200g~)
  • 白菜(1/4カットぐらい)
  • カブの葉(3個分)
  • しいたけ(3枚)
  • 糸こんにゃく(1袋)
  • 油揚げ(3枚)
  • 白ねぎ(1本)
  • A
    • だし昆布(1枚*薄切り)
    • 酒(50ml)
  • コチュジャン(小さじ2~)
  • うすくちしょうゆ(大さじ3~4)
  • ごま油(大さじ1)

作り方

  1. 白菜、カブの葉をざく切り。糸こんにゃくは洗ってハサミでざっくり切る。しいたけのいしづきを切って薄切り。油揚げを小さく切る。白ねぎは斜め薄切り。
  2. 鍋に白菜、カブの葉、しいたけ、油揚げ、糸こんにゃくを入れて上に豚ばら肉を載せて、コチュジャンを塗り、白ねぎを入れ、Aを入れてふたをして火にかける。沸騰したら中火で煮込む。
  3. 全体に火が通ってきたら、うすくちしょうゆとごま油をまわしかけして再びふたをして煮込む。途中上下を混ぜ火が通ったらでき上がり。
アト辛おとな味:七味
子手伝い:重ねる
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
生成AIに、家にある食材を入力して献立提案させよう。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。株式会社ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。男性の家事参画や共食の普及・啓発を行う。令和6年度消費者支援功労者表彰ベスト消費者パートナー章受賞。労働組合向け、食材セット付きオンライン料理教室の運営サービスが人気。いっしょに作る料理動画をYouTube「ビストロパパCHANNEL」で配信中。「きょうの料理」「3分クッキング」等出演。
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