ビストロパパレシピ2017.10

揚げて漬けるだけ ひと晩浸せば、なお美味に揚げナスのめんつゆ浸し

2017/10/05

今年の夏、ベランダ菜園を本格的に始めた。キュウリ、ゴーヤ、ミニトマト、ナス、ピーマン、ししとう、バジル、大葉、パクチー、セロリの10種。園芸屋さんに行くたびに苗を買い、ベランダのプランターに植え替え、毎日せっせと水をやって育てた。

結論から言うと、バジル、大葉、セロリ、パクチーの四つが大成功。これらに共通するのは、実ではなく葉を収穫して食べられるものばかり。失敗するはずがない。

ピーマン、ししとうも成功。今でも、少しずつ収穫できている。しかし、プランターに欲張って植えたミニトマト、ゴーヤ、キュウリの収穫は少なかった。ナスに至っては、小さな1本だけ。ベランダの日照が午前中に集中するなど、外的要因もあるが、楽しみにしていたナスが1本とは。花が途中で落ちて実にならなかった。研究を重ね、来年リベンジする予定。

大量のナスを収穫して、作りたかったのが「揚げナス」。京都の実家に帰るとヒンヤリした揚げナスが副菜で出てくる。

母の味とは違うが、秘伝のネギつゆダレに漬けておくだけで、絶品副菜になる揚げナスが私の中で今年の夏のマイブームに。

切ったナスを、少量の油で揚げて、めんつゆと、ネギ、ショウガ、白ごまのたれに漬けるだけ。漬けてそのまま食べるもよし、冷やして食べるもよし。

朝、炊きたてのごはんに、一晩漬けた揚げナスを、たれごとのせて食べる。これがまたウマイ。

今回はナスを使ったレシピだが、他にも、ピーマン、ししとう、ゴーヤなど、夏野菜も揚げて漬けてみた。どれも美味だった。

いずれの野菜も、ベランダ菜園で収穫できる野菜ばかり。来年の夏は、自給自足で揚げものシリーズを作ると、今から決めている。

材料

  • ナス (4本)
  • ネギ (1本)
  • ショウガ (1かけ)
  • 白すりごま (適量)
  • A
    • めんつゆ (150cc) ※濃縮2倍
    • 水 (150cc)
  • 揚げ油 (適量)

作り方

  1. ナスのがくをとり、半分に切って格子状に包丁で切れ目を入れ、さらに縦半分に切る。
  2. プラスチック容器にAを入れ、みじん切りネギ、すりおろしショウガ、白すりごまを入れる。
  3. フライパンに1センチぐらいの油を入れ、180℃に加熱したらナスを入れてしんなりするまで揚げたらそのまま2に入れて冷やしてでき上がり。
アト辛おとな味:七味
子手伝い:めんつゆと水を合わせる
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
揚げた野菜をめんつゆに浸せば、だいたいおいしい。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。労働組合向け、食材セット付きオンライン料理教室の運営サービス開始。きょうの料理の出演など、楽しむ料理の普及・啓発を行う。株式会社ビストロパパ代表取締役。いっしょに作る料理動画を毎週末YouTubeでライブ配信中。ビストロパパチャンネルも開設。
新著「生き抜くためのごはんの作り方 : 悩みに効く16人のレシピ (14歳の世渡り術)」河出書房新社。
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