#MeToo ハラスメントのない職場へ男女平等参画社会の実現へ
ハラスメントなき社会を実現しよう
ハラスメント根絶へ意識醸成を
「#MeToo運動」が世界的な広がりを見せる今日、日本においては、財務省・前事務次官のセクハラ行為や担当大臣の相次ぐ不適切な発言をはじめとして、さまざまな「セクハラ問題」が浮上し、連日のマスコミ報道となっています。
まさに「セクハラ意識の欠如」であり、指弾されて余りありますが、大事なことは、これら事案を反面教師とし、日々の生活や仕事において「相手の意に反する性的言動がないか?」と自らを省みつつ、「セクハラ問題」への認識を醸成することではないでしょうか。
「セクハラ」は、人間の尊厳や身体の安全、さらには労働などの権利を侵害するものであり、いつ・どこででも起こり得る「私たち一人ひとりの身近な問題」であること、そして、男女平等参画社会を推進し、多様性が重んじられる今日的な時代変化の中にあっては、その範囲も拡大していることを再認識しなければなりません。
「ダイバーシティー推進月間(6月)」を、自らの言動を振り返る機会にしていきましょう。
(NTT労組中央執行委員長)
職場・社会づくりの先頭に
社会にはさまざまな「ハラスメント」が存在しています。もしかしたら私たち自身が「日常会話の中で」「一つひとつの行動の中で」「普通だと思っていたこと」が、相手に「嫌な思い」をさせているのかもしれません。社会全体が「セクハラ」等について問題視し、考えを深くしている時に「セクハラ罪はない」と発言できる無神経さ。それを言い繕うために「閣議決定でセクハラ罪はないとの答弁書」などの動きには呆れ果てます。
「ハラスメント」に対する正義を述べるほど、ネット時代であるだけに「批判の恐怖」もあります。しかし、人権を尊重し「基本理念」で「共存共生の精神」を掲げるNTT労働組合だからこそ、すべてのハラスメントがない職場・社会づくりの先頭に立つべきです。
(通建連合議長)
安心して働ける職場環境を構築
男女平等参画社会の実現に向けては、家庭生活だけでなく職場においても性別による不平等をなくすべく1999年に男女共同参画社会基本法が整備されましたが、いまだに社会的な課題であり続けています。
また、セクハラをはじめとするハラスメントの根絶に向けては、多くの企業が対策を講じていますが、その実現に至らないのが現状です。むしろ新たなハラスメントの事例が次々と明るみに出ています。ハラスメントの根絶もまた、社会的に大きな課題です。
通建連合としても、この二つの課題は大きな問題として認識し、これまで職場で起こりうる問題を未然に防止するよう取り組みを強化してきました。引き続き、誰もが安心して働ける職場環境の構築に向けて取り組んでいきます。
(KDDI労組中央執行委員長)
ダイバーシティーを実現しよう
唐突ですが、スター・ウォーズでは全宇宙を舞台にさまざまな種類のキャラクターが登場します。とある酒場で種族を超えたキャラクターたちが酒を酌み交わしている場面を見たとき、「ダイバーシティーの究極の姿はこれだ!」と直感しました。
翻って、現実の人間社会は老若男女やSOGIなど、スター・ウォーズの世界に比べれば多様性に乏しいはずですから、やる気になれば人間社会での男女平等やダイバーシティーはすぐにでも実現できるはずです。また、どちらか一方に偏ったコミュニティーでは、価値観も偏りハラスメントが起こりやすいように思います。
あらゆる偏りをなくし多くの方に参加の機会を提供できるよう、実現に向けてともに手を取り合いましょう!