トピックス2024.07

「吉川さおり」=第27回参議院議員選挙 情報労連組織内候補紹介「吉川さおり」さんはこんなひと。

2024/07/12
職場出身の議員として私たちの声を国政に
「吉川さおり」プロフィル 【略歴】
1976年10月徳島市生まれ、1995年3月 徳島県立城ノ内高校卒業、1999年3月 同志社大学文学部卒業、1999年4月 日本電信電話株式会社(NTT)入社、1999年8月 西日本電信電話(NTT西日本)法人営業本部、2003年3月 同志社大学大学院総合政策科学研究科博士前期課程修了、2003年4月 NTT西日本京都支店法人営業部、2006年4月 情報労連・NTT労働組合特別中央執行委員、2006年7月 NTT西日本退職、2007年7月 第21回参院選で、比例代表から30歳で初当選。

パーソナルデータ
● 好きな言葉
「有志者事竟成(こころざしあるものは ことついになるなり)」固い意志をもって、自分自身の目標に向かって進む人は、どんな困難にあっても最後には事を成し遂げることができるという意味
「一期一会」
● 好きな本・映画
『職業としての政治』『アルケミストー夢を旅した少年ー』『ローマの休日』
● 好きなこと
「人と会うこと」「DVDで世界遺産を見ること」「散歩」「吹奏楽」
● 好きな食べもの
「カレー」「豆腐」

政治を志す決意

「吉川さおり」さんは、徳島市生まれ。徳島県立城ノ内高校を卒業後、同志社大学文学部に進学した。

大学学部時代は、奨学金の貸与を受けつつ、早朝に週6日、荷物の仕分けと積み込みのアルバイトをして、大学に通う生活を4年間続ける。

その際、『労働基準法』によって女性にだけ深夜労働の制限があることなど、実態との矛盾を感じたという。

吉川さんは、1998年の、いわゆる「就職氷河期」真っただ中に就職活動をする。

1999年、日本電信電話株式会社(NTT)に入社。同年7月のNTT再編成を経て、NTT西日本法人営業本部に配属され、主に教育機関に対するシステム提案・営業等に携わる。

吉川さんは仕事を続けながら週末を中心に大学院に通い、公共政策を専攻。学部時代の奨学金も返還しながら、情報通信分野に関する勉強もし、2年間で修士号を取得した。

大学院在学中、仕事と政治の関わりをあらためて実感するとともに、分会執行委員の活動を通じて、情報通信政策や『労働基準法』などが政治に大きく左右されている現実をより強く実感するようになり、政治に一歩を踏み出す決意をする。

2006年7月、NTT西日本を退職し、2007年7月の第21回参院選に比例代表から立候補、参院議員の被選挙権を満たしたばかりの30歳で、最年少当選者となった。

そして、同年の国会初質問で取り上げたのが、就職氷河期の問題である。以降、社会保障制度の根幹をなす問題として、一貫して訴え続けた。そして12年目に、政府が支援に向けて重い腰を上げるに至っている。

総務委員会での活動

「吉川さおり」さんは、初当選以来、今日までの約17年間、経済産業委員長の役割にある期間以外は情報通信・電波行政を扱う「総務委員会」に所属してきた。

さらに、2011年9月に総務委員会理事に就任して以降、民主党政権下で与党筆頭理事、その後、野党筆頭理事を幾度も務め、総務省をはじめ各会派に対応し、法案の調整をする役割を担ってきた。また、情報通信関連法を審議する総務委員会において、与野党双方の立場で委員会運営を中心的に担った経験を持っている。

今年の元日は「能登半島地震」が発生し、通信事業者各社、通建各社の皆さんの尽力により通信インフラの早期復旧に向けたさまざまな取り組みがあった。

吉川さんは、災害対策特別委員会に長く所属していたこともあり、「東日本大震災」をはじめとする被災地の実情視察に行くことも多かったという。その際、いつも目にしたのが、情報労連で働く仲間の通信インフラ復旧に向けた取り組みだった。

吉川さんは総務委員会に所属するとともに、本会議をはじめ参議院の運営全体を担う議院運営委員会の筆頭理事、政治倫理審査会の筆頭幹事も務めている。

緊張感とバランスある政治の実現のため、「職場出身の議員として初心と感謝の気持ちを忘れず頑張りたい」と話してくれた。

「吉川さおり」これまでのあゆみ

2007年7月29日 「第21回参議院議員選挙(比例代表)」で30万6577票を獲得して初当選

11月20日 厚生労働委員会「『最低賃金法』改正案」「就職氷河期世代」について国会初質問

2008年4月23日 災害対策特別委員会で質疑(以降、消防防災対策で計27回質疑)

2008年5月14日 参議院本会議「『電波法』の一部改正案」について代表質問

2010年12月1日 党総務部門情報通信WT座長に就任

2011年7月20日 情報通信WT提言「被災地の復旧・復興及び防災に資するICT関連施策について」

9月30日 参議院総務委員会与党理事に就任

2012年4月6日 参議院総務委員会与党筆頭理事に就任

5月31日 情報通信WT提言「情報セキュリティ政策の強化について」

2013年7月21日 「第23回参議院議員選挙(比例代表)」で再選

10月29日 参議院総務委員会野党筆頭理事に就任

2014年9月29日 参議院経済産業委員長に就任(1回目)

2016年1月4日 参議院議院運営委員会筆頭理事に就任(1回目)。本会議の議事日程や法案審議の順番などを決める院の運営の中枢を担当

2017年9月28日 参議院総務委員会筆頭理事に就任

2019年7月21日 「第25回参議院議員選挙(比例代表)」で三選

11月 検察官適格審査会 委員

2020年10月6日 参議院議院運営委員会筆頭理事に就任(2回目)

2021年12月6日 立憲民主党執行役員組織委員長に就任

2022年10月3日 参議院経済産業委員会委員長に就任(2回目)

2023年10月20日 参議院議院運営委員会筆頭理事に就任(3回目)


現在 総務委員会 委員

参議院議院運営委員会 筆頭理事

政治倫理審査会 幹事

党務:代表選挙管理委員会 委員長


「総務委員会」って何ですか?

国会本会議の審議に先立って、法律案などの議案の内容を詳しく専門的に検討する予備的審査機関が「委員会」です。総務委員会は、行政機構の運営や管理、地方行財政、郵政事業、消防、そして情報通信・電波行政等、私たちの事業や生活に深くかかわりのある分野を取り扱っています。

「議院運営委員会」って何ですか?

議院運営委員会は、常任委員会の一つで、略称を「議運(ぎうん)」といいます。会議の日程や案件を決めるなど、国会運営全体をつかさどる枢要な委員会であり、コントロールルームの役割を果たしています。

「政治倫理審査会」って何ですか?

略称、「政倫審」。政治倫理の確立のため、議員が「行為規範」その他の法令の規定に著しく違反し、政治的道義的に責任があると認めるかどうかについて審査し、適当な勧告を行う機関です。

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