トピックス2024.07

国会
ウオッチャー
座談会
吉川さおり議員の
ここがすごい
吉川議員は参議院運営の要

2024/07/12
組織内議員「吉川さおり」の魅力はどこにあるのだろうか。X(旧ツイッター)などで国会情報を発信する国会ウオッチャーである、「踊♥️ウタマ口」(@utamaro_)さん、「国会の美味しさを伝えたい草食動物🍎ろば」(@s7_ds)さん、「/なで肩\」(@penguingata)さんの3人に語ってもらった。

──国会ウオッチの魅力とは?

ウタマロまず、吉川さんをはじめ情報労連の議員の皆さんを日々支えてくださっている組合員の皆さまに感謝申し上げます。いつも本当にありがとうございます。

その上で国会ウオッチの魅力ですが、いろいろな視点から物事を見られることです。国会では一つの議題に対して幅広い意見の議員が異なる視点から発言します。それをいっぺんに学べるのが国会ウオッチの楽しみです。

小学生時代から国会中継を見ています。今は国会のインターネット中継を視聴しても誰にも怒られない環境なので、ずっとウオッチしています。ツイッター(現X)で一緒に見る人がいるのも国会ウオッチの楽しみの一つです。

ろば国会ウオッチの一番の楽しみは、さまざまな知識を浴びられることです。国会を見ていると、暮らしの中の疑問の答えを見つけられます。

国会は、日本の英知が集まる場所です。過去を学び、良い未来をつくる場所でもあります。現在の問題に対して、過去の事例やデータを集めながら、良い未来をつくるために議論する。それを見るのが国会ウオッチの魅力です。

私の場合もSNSで一体感を得たことが国会ウオッチの楽しみの一つになっています。野党がなぜ抗議しているのかなど、一人ではわからなかったこともツイッターで交流したらわかるようになりました。

なで肩私のきっかけは、ウタマロさんです。ウタマロさんが「国会が始まるのが楽しみ」とつぶやいていて、国会が楽しみとはどういうことだろうと素朴な疑問でした。ウタマロさんが紹介していた動画を見たら、すごくおもしろくて、声を出して笑ってしまいました。すっとぼけた答弁者に対してツッコミを入れる質問者とのやりとりがコントみたいで、国会議員はツッコミもうまいんだなと思いました。ちなみにツッコミを入れたのは逢坂誠二議員です。

それで他の動画を見たらそれもおもしろくて気付いたらたくさん見るようになりました。ツイッターでわからないことを教えてもらえたので、より楽しくなりました。

──吉川さんは国会運営の現場などで頑張っています。ただ、その大変さは一般の組合員にはなかなか伝わりません。国会運営の大変さと吉川議員の働きぶりについて教えてください。

ウタマロ組合員の皆さんも、普段の仕事の中で業務調整の大変さを感じていると思います。例えば会議の議題やスケジュールの設定もそうですが、そういうことは誰かが苦労してやってくれるから会社は回ります。吉川さんが国会でやっているのはそれと同じです。

国会運営をやるために議員になる人は、普通はいません。選挙で訴えても票にならないからです。でも国会を動かすためにはそれをする人は絶対に必要で、自民党はそういう人材をたくさん育てています。国会運営の仕事は「縁の下の力持ち」で目立たないのですが、非常に大切な仕事です。何事も準備が一番大変ですよね。その準備をしているのが吉川さんです。参議院を動かすために、吉川さんは絶対に外せない人です。

ろば国会は知識の塊です。衆議院で465人、参議院で248人の国会議員がいます。その考えをまとめるのが議院運営委員会(議運)の役割です。例えば、本会議は全議員が参加するためみんなが納得して参加できるための下準備が必要です。それを担うのが議運であり、野党側の筆頭理事である吉川さんです。

そのためには多くの議員の意見を聞く必要がありますし、議会運営のための先例や慣例といった知識を知っておくことも必要です。吉川さんの強みは、ここにあると思います。

ウタマロあんなに議会の先例とか慣例をきちんと調べている人は少ないですよね。

──先例や慣例を知っている強みとは?

ろば混乱なく結論に導けることだと思います。

ウタマロ議会の先例や慣例は、普通なら議会事務局が調べて議員に教えるものですが、吉川さんの場合、教えてもらわなくても自分の持っている知識で交渉できるのがすごいところです。

なで肩吉川さんの知識が頼りにされているのは国会中継を見ても伝わってきます。「こういう場合にどうすればいいか」とか、先例や慣例をよく知っている吉川さんは頼りにされていると思います。

それから、吉川さんを見て思うのは、党派を超えた人間関係をちゃんとつくっているということです。吉川さんが経済産業委員会の委員長をしていた時の雰囲気を見てそう思いました。例えば他の議員のちょっとした名前の呼び方とか、「ご安全に」というあいさつへの返し方とか。それらが委員会の空気感をつくっていると思います。

ほかにも、自民党の議員から「勉強になりました」と質疑を褒められた場面がありました。吉川さんが普段からいろいろな人の意見を聞いているからこそ信頼感があるのだと思います。

──吉川さんの国会質問で印象に残ったものは?

ウタマロ印象に残っているのは、2018年10月30日の参議院本会議での吉川さんの代表質問です。この時の吉川さんの質問が読売新聞の特集記事で取り上げられました(2018年12月17日朝刊)。吉川さんはこの質問で政府の「束ね法案」が国会審議を形骸化するものとして厳に慎むよう迫りました。野党議員の演説をめったに取り上げない読売新聞が特集記事にしたので、すごいと思いました。

また、法案採決の委員長報告のときに、ものすごく長い文章を原稿を見ずに発言して、議場全体から拍手が起きていました。そういう人はほかにいません。

なで肩自民党の議員さんは頭の上で拍手していましたよ。

ウタマロ数の衆議院に対して、参議院は「理の院」だと言われます。党派対立ではなく、議員一人ひとりが尊重され議論するのが参議院の良いところです。その中で、吉川さんは参議院を体現している人だと思っています。だからものすごく好きな議員の一人です。

ろば私は2012年の第180回国会の与党議員としての吉川さんの質問です。税と社会保障の一体改革に関する特別委員会で、吉川さんは野田総理をはじめ財務大臣などの前で若年雇用問題について税の観点から、公正・透明・納得の重要性を訴えました。吉川さんは今年の政治倫理審査会でも同じように税の透明性について訴えていました。民主党政権時代から政治姿勢が一貫して変わらないところに政治家としての矜持を感じます。真摯な姿勢が吉川さんの魅力です。

なで肩個人的なことなのですが、2018年10月30日の代表質問で吉川さんが私のツイッターのつぶやきの一部を演説の中に取り入れてくれて、とても感動しました。就職氷河期世代支援に関する演説で、「能力があるのに非正規雇用でくすぶり続けている」という部分を使ってくれました。事前に連絡があったときは驚きました。一生の宝ものです。

吉川さんの本会議での言葉には「華やかさ」があると思います。印象的なのは、2017年6月14日の議運運営委員長の解任決議での演説です。吉川さんは、丸山眞男やマックス・ヴェーバー、カール・マルクスの言葉を引いて演説しました。知識の量が本当にすごいなと。聞いているこちらまで頭が良くなった気分になりました。

──組合員の皆さんに国会ウオッチを勧めるとしたら?

ろば政治は少しずつ変わっていくものだと思います。国会は、現実的な変化を生み出す場です。怒りというより、期待感やわくわく感で見ています。成立した法案が現実の世界にどう反映されるのか、その変化を感じられるのも国会を見る楽しみだと思います。気になる議員を見つけたら、その人がどのような発言をしているのかをチェックするのがスタートだと思います。継続的に見ると楽しくなると思います。

ウタマロ自分の地元の話が出てくると楽しいと思うので、議事録で検索してみるのもいいと思います。興味のある話題を検索するのも楽しいです。

なで肩私の「推し」の労働組合は、情報労連です。情報労連の議員の皆さんはとても素晴らしく、いい質疑をたくさんしているので国会審議をぜひ見てほしいと思います。私もそうでしたが予備知識は必要ありません。思い付いたときに見てもらうのがいいと思います。

──皆さんの「X」アカウントを見れば楽しさ倍増ですね。

──最後に吉川さんに一言。

ウタマロ吉川さん、好きです。吉川さんがいない参議院は想像できません。これからもぜひ頑張ってほしいです。

ろば私も吉川さんが好きです。質疑の日程を毎日見ながら吉川さんが出てくるのを楽しみにしています。これからも応援しています。

なで肩吉川さんは控えめなところがあるのでもっと前に出てきてほしいです。そうすれば国会はもっと良くなるのではないかと思います。吉川さんは党派を超えた国会運営の要になっています。吉川さんがいないと参議院は回らなくなってしまうのではないかと心配しています。これからもずっと頑張ってほしいです。

──ありがとうございました。

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