ビストロパパレシピ2016.03

たたきごぼう

2016/03/17

お節料理で、父が大好きだった「たたきごぼう」をよく作る。作り方はいたってシンプル。たたいて、ゆでて、しょうゆとごまで和えるだけ。これだけなのだが、最近病みつきになっている。

ごぼうにまつわる、健康ネタは多い。特に食物繊維が豊富で、腸をきれいにしてくれる。腸がきれいにならないと、健康な体は維持できない。

ごぼうのいいところは「かたい」こと。なぜ、かたいといいのか。しっかり噛むからだ。「よく噛む」ことで消化吸収しやすくなる。いくら胃腸が丈夫でも、よく噛まずに食べれば体に良くはない。噛むことで、しっかり唾液を出す。出すことで殺菌効果もあり、消化吸収もよくなる。

今の時代、柔らかい食べ物が多く、時間に追われる生活では、早食いが習慣となってしまう。私もそうだった。しかし、よく噛んで食事をとる生活をしていると、少量で腹持ちもよく、食べ過ぎず、結果胃腸の負担は減り、体重も減り、風邪などひかない健康な体になっていった。

おいしくたたきごぼうを食べるためには、素材にもこだわりたい。直径が太く、ひびわれがないものを選びたい。あとはゆで加減。こればかりはゆでながら、味見をして絶妙の食感に仕上げてほしい。

あつあつのゆでたてごぼうに、しょうゆと、たっぷりのすりごまをかけて和える。作った人だけが味わえる、ホカホカのたたきごぼうも美味だ。

しっかり洗い、あくも取らず、皮もむかない、ごぼうの味をまるごと楽しむ、たたきごぼう。

一晩たった味も最高。こりこり、しゃきしゃきの食感が忘れられず、きょうもたたきごぼうを作ってしまいそうだ。

材料(3~4人分)

  • ごぼう (短め3本)
  • 水 (1リットル程度)
  • お酢 (大さじ2)
  • A
    • しょうゆ (大さじ1.5~)
    • すりごま (大さじ1)
    • ごま油 (小さじ1)

作り方

  1. ごぼうをしっかりたわしで洗い、麺棒でたたいてひびを入れ、5センチぐらいに切り4等分にする。
  2. 鍋に水を入れ沸騰させたらお酢を加えて、1のごぼうを入れる。ゆですぎず歯ごたえがあるぐらいでざるに上げる。ボウルに入れ、Aを加えて和えたらできあがり。
アト辛おとな味:七味
子手伝い:ごぼう洗う
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
ごぼうを食べると、痩せて健康になる。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。料理教室・研修(情報労連やNTT労組主催の料理教室も担当)の企画・講師、NHK「きょうの料理」の出演など、パパ料理の普及・啓蒙を行う。(株)ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。内閣府食育推進会議専門委員。日本パパ料理教会会長パパ飯士。著書に『ママと子どもに作ってあげたい パパごはん』(マガジンハウス)、『パパ料理のススメ 父親よ大志を抱け』(赤ちゃんとママ社)。昨年度NHKラジオ第一「すっぴん!」毎週水曜日にダイアモンド☆ユカイさんとパパ料理紹介。
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