ビストロパパレシピ2016.12

ごはんがススム大人はからしで食すブリの照り焼き

2016/12/15

寒い時期が旬の「ブリ」。日本人の生活にとても根付いている魚だ。お節料理の焼き物といえば「ブリの照り焼き」。大きさによって名前がかわる「出世魚」と言われ、縁起がいい。縁起かつぎが好きな日本人にとって、立身出世を願って正月のお節料理に入っているとか。

関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ。関西では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリと大きくなるにつれ名が変わる。京都出身の私にとって、ハマチの刺身がなじみ深い。

小学生のころ、父が母とケンカをしている時に晩ごはんに出てきた刺身のハマチが気に入らなかったのか、翌朝扉に「ハマチ嫌い」と書かれていたのを今でも忘れない。ちなみに私はハマチが大好きだ。

脂のりがいい魚であるがために、アブラ→ブラ→ブリになったとも言われている。照り焼きにもぴったり。

ブリのおいしさを左右する脂を閉じ込めるには、加熱時間は短いほうがいい。さらに旨味を閉じ込めるためにも薄力粉をふり、焼いて閉じ込める。たれも絡みやすくなるので一石二鳥。

お節料理の一品でもある、ブリの照り焼きは保存がきくし、冷めてもうまい。切身を少し残して弁当のおかずに活用しよう。

ブリの切身は肉厚のものを選びたい。厚さによって、調理後の味がまるで違うのだ。ブリそのものの味を楽しむためには、旨味を中に閉じ込めるためにも厚めがいい。

食べ方で、気に入っているのは「からし」をつけること。これが抜群にうまい。こっちはお酒が進みそうだ。

11月に東京都心で観測史上初の積雪。寒い冬になりそう。年末は、仕事をさっさと終わらせ早めに帰って、ブリ照りで家呑みを楽しむ冬にしましょうか。

調理時間

15分

材料(3人分)

  • ブリ切り身 (3切れ)
  • 白ねぎ (1/4本)
  • 薄力粉 (適量)
  • オリーブオイル (大さじ1)
  • 塩 (少々)
  • A
    • しょうゆ (大さじ1)
    • 本みりん (大さじ1)
    • 酒 (大さじ1)
  • からし

作り方

  1. ブリに塩をふり15分ぐらいおく。さっと水洗いしキッチンペーパーで拭き取り薄力粉をふる。
  2. フライパンを火にかけオリーブオイルを入れる。1の切り身を入れ焼き色が付いたら裏返し、Aを回しかけし蓋をして少し蒸し焼きにしたら蓋を取り、裏表返して煮汁がしみ込んだらでき上がり。
  3. 皿に盛り付け、白髪ねぎにしたねぎを添えてでき上がり。
アト辛おとな味:からし
子手伝い:キッチンペーパーで水気を拭く
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
仕事を早く終えて家呑みすると、会社も家計も助かる。
滝村 雅晴(たきむら まさはる) パパ料理研究家。料理教室・研修(情報労連やNTT労組主催の料理教室も担当)の企画・講師、NHK「きょうの料理」の出演など、パパ料理の普及・啓蒙を行う。(株)ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。内閣府食育推進会議専門委員。日本パパ料理教会会長パパ飯士。著書に『ママと子どもに作ってあげたい パパごはん』(マガジンハウス)、『パパ料理のススメ 父親よ大志を抱け』(赤ちゃんとママ社)。昨年度NHKラジオ第一「すっぴん!」毎週水曜日にダイアモンド☆ユカイさんとパパ料理紹介。
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