ビストロパパレシピ2017.05

さやから取り出すグリーンピースが好きグリーンピースの炊き込みごはん

2017/05/17

その季節にだけ出回る野菜が好きだ。栄養価も高く、なにより野菜らしい味がするから。特にグリーンピースについて語りたい。

日常食べるグリーンピースのほとんどが、冷凍もの。冷凍のミックスベジタブルの緑の粒は、グリーンピースだ。彩り的にもきれいなので、スープや、ピラフなどに入っている。小学校の給食にもよく登場した。なぜ、記憶に残っているかというと、グリーンピースが嫌いだったからだ。あの微妙な皮の柔らかさが潰れた後の、なんともいえない味。どうしても好きになれなかった。料理を食べているというより、グリーンピースだけを個別に味わっている感じ。本当に苦手だった。

しかし、大人になり、自分で食材を選び、調理もできるようになった今、わかった。子どものころ、食べていたグリーンピースは苦手というより、おいしくなかったのだと。旬のグリーンピースを、ひとつひとつさやから取り出して作った料理のおいしいこと。特に、豆の風味を存分に味わえる、グリーンピースの炊き込みごはんがいい。炊き上がりに蓋を開けた時に立ち上る湯気の中から旬が香ってくるのだ。

春になると出回るので、グリーンピースごはんが食べたいなと思っていたら、スーパーの野菜売り場に並んでいたので購入。苦手食材だったグリーンピースをわざわざ選んで買うほど、今は好きなのだ。

ただ、この時買ったグリーンピースは、豆の粒が少し小さかった。さやにはちきれそうに詰まっていて、まるまると育った豆が入っているのがいいグリーンピース。それを期待していただけに、ちょっと残念だった。だから写真の豆もちょっと小さめ。

小さな子どもがいたら、もちろん子手伝いで豆を取り出してもらおうか。グリーンピースは、家庭の味で好きになってほしい野菜だ。

材料(4人分)

  • グリーンピース (2袋 20~30房ぐらい)
  • 油揚げ (1枚)
  • しょうが (1かけ)
  • 出汁昆布 (1枚)
  • 米 (3合)
  • A
    • 水 (540cc)
    • 酒 (大さじ1)
    • 塩 (小さじ1/2)
    • 薄口しょうゆ (小さじ2)

作り方

  1. グリーンピースの豆を取り出し水洗いする。油揚げは洗って、小さく刻む。しょうがは千切り。
  2. 米を洗って鍋に入れAを加えて混ぜて(できれば30分浸水)、昆布をのせ、1の具を入れ蓋をして炊く。(鍋なら強火で沸騰させたら弱火で13分。蒸らして15分)(圧力鍋なら浸水時間いらず)蒸らして天地を返してでき上がり。
アト辛おとな味:黒七味
子手伝い:豆を出す
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
苦手な野菜は、旬の採れたてを食べてみよう。
滝村 雅晴(たきむら まさはる) パパ料理研究家。料理教室・研修(情報労連やNTT労組主催の料理教室も担当)の企画・講師、NHK「きょうの料理」の出演など、パパ料理の普及・啓蒙を行う。(株)ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。内閣府食育推進会議専門委員。日本パパ料理教会会長パパ飯士。著書に『ママと子どもに作ってあげたい パパごはん』(マガジンハウス)、『パパ料理のススメ 父親よ大志を抱け』(赤ちゃんとママ社)。昨年度NHKラジオ第一「すっぴん!」毎週水曜日にダイアモンド☆ユカイさんとパパ料理紹介。
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