ビストロパパレシピ2019.01-02

子どもが好きだと安心する黒いお惣菜ひじき煮

2019/01/15

食べ物の好き嫌いを色で決める子どもがいる。野菜が嫌いな子どもは、緑色に反応する。「緑は嫌だ」と言う子どもに料理教室で出会った。黒も人気がなかった。黒い色の代表的な食材がひじき。栄養バランスが良い食材でかつ、作り置きもしやすいので子どもに食べてもらいたい親は多い。

ただ、そんなひじきの栄養価で、衝撃のニュースが2015年に発表された。文部科学省の「日本食品標準成分表(食品成分表)」で、ひじきの鉄分含有量が100グラムあたり55ミリグラムから、6.2ミリグラムと、9分の1になったと発表された。理由は、ステンレス釜の普及で、鉄分が少ないものが流通しているとのこと。以前は、鉄釜で長時間加工することで鉄分の含有量が上がっていたらしい。ただ、ひじきの業界団体の発表だと、中国・韓国産のひじきの鉄分はステンレス釜でも40ミリグラム以上あるようだ。国内で流通するひじきの90パーセントは中国・韓国産と言われているので、それほど栄養価で心配することはないのかもしれない。

鉄がどうであれ、もともと食物繊維が豊富で、カルシウムや、マグネシウムの含有量も豊富なので、健康食として間違いなく体に良い食材なのだ。

わが家の食卓では、日常よく並ぶ食材で、子どもの好きなおかずとして定着している。ひじきが好きだと言ってくれると、親としてうれしくなるものだ。

次女も中学1年生になり、大人の味を楽しめるようになったので、ひじき煮も鷹の爪を1本入れて作った。このピリ辛味がおいしいらしい。家族で同じ味を楽しめるようになる日が来るものだなと感慨深い。

ひじきを煮ているときに出る、独特の香りが好きな子どもは、将来料理上手になりそうな気がする。

材料(3人分)

    生ひじき(1.5カップ)

    *乾燥ひじきは水に戻した状態で

    油揚げ(1枚)

    えのきだけ(1袋)

    鷹の爪(1本)

    オリーブオイル(大さじ1)

  • A

      しょうゆ(大さじ2)

      酒(大さじ2)

      みりん(大さじ2)

作り方

  1. ひじきはさっと洗い水を切る。油揚げは水洗いして小さく切る。えのきだけは石づきを切って3等分にし、細かくほぐす。鷹の爪は手でちぎる。
  2. フライパンにオリーブオイル、鷹の爪を入れ、ひじきを入れて炒める。油揚げ、えのきだけも加えて炒め、Aを加えて炒め煮詰めて水分がなくなってきたらでき上がり。
アト辛おとな味:七味
子手伝い:ひじきを洗う
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
健康家族は、ひじき料理好き。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。料理教室・研修(情報労連やNTT労組主催の料理教室も担当)の企画・講師、NHK「きょうの料理」の出演など、パパ料理の普及・啓蒙を行う。(株)ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。内閣府食育推進会議専門委員。日本パパ料理教会会長パパ飯士。著書に『ママと子どもに作ってあげたい パパごはん』(マガジンハウス)、『パパ料理のススメ 父親よ大志を抱け』(赤ちゃんとママ社)。昨年度NHKラジオ第一「すっぴん!」毎週水曜日にダイアモンド☆ユカイさんとパパ料理紹介。
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