ビストロパパレシピ2015.12

ヤリイカの生姜醤油和え

2015/12/24

先月に引き続き魚の話。スーパーに行くと、初めに魚屋に顔を出す。毎日のぞきにいってワクワクするのが魚屋だ。今日はどんな魚が入っているのか。一匹丸ごとの魚がずらり並ぶ。その周りを魚好きが取り囲み、次々に魚の下処理を店の大将に注文している。

流行っている魚屋は、魚をおろしてもらうのに順番待ちだった。この日は、早く買い物を済ませて帰りたかったので待ちたくない。時間があれば、他の買い物を済ませ、最後に魚をピックアップをするのだが。

それほど手間がかからず、食べたいものはと品定めすると、「ヤリイカ」が一皿5杯で売っていた。いつもは、スルメイカを買うことが多いが、おいしそうなヤリイカを選んだ。

ヤリイカは、全体に細長くて頭に見える部分が槍のように尖っている。寿司屋でも、高級なイカとして取り扱われている。スルメイカほど全国で年中獲れるわけではないので、魚屋で見かけたら貴重な国産ヤリイカとして買ってほしい。これが魚屋で買う醍醐味。

家に持ち帰ると、次女がやってくる。魚、刺身大好き女子の嗅覚はするどい。さばきたてのヤリイカの刺身を、しょうゆに漬けてさらっていった。あっという間に1杯なくなる。残りをさばいて熱湯で軽く茹でる。輪切りにし、しょうが醤油をかけたら、絶品ヤリイカ料理が完成。

イカ料理のポイントは、茹で過ぎない、焼き過ぎないこと。もともと、刺身で食べられる軟らかさが魅力。サッと茹でるだけで十分。

ヤリイカならではの上品さと甘さが味わえる一品に、僕以上に次女が堪能していた。日本酒を飲みながら、ヤリイカを食べる。十何年後、親子で一杯やりながら楽しんでいる姿が目に浮かぶ。

材料(2~3人分)

  • ヤリイカ(4~5杯)
  • 小ねぎ(4本)
  • しょうが(1~2かけ)
  • しょうゆ(適量)
  • あら塩(小さじ1)

作り方

  1. イカはさばいて皮をむく。
  2. 鍋に水と塩をいれて沸騰させたら、1を15秒ほど茹でてとりだして輪切りにする。
  3. ボウルに2、小口切りした小ねぎ、すりおろし生姜を加え、しょうゆをたらして和えてできあがり。
アト辛おとな味:しょうが多め・ねぎ多め
子手伝い:イカの皮をむく
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
魚屋に行く楽しみを覚えると、買い物が好きになる。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。料理教室・研修(情報労連やNTT労組主催の料理教室も担当)の企画・講師、NHK「きょうの料理」の出演など、パパ料理の普及・啓蒙を行う。(株)ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。内閣府食育推進会議専門委員。日本パパ料理教会会長パパ飯士。著書に『ママと子どもに作ってあげたい パパごはん』(マガジンハウス)、『パパ料理のススメ 父親よ大志を抱け』(赤ちゃんとママ社)。昨年度NHKラジオ第一「すっぴん!」毎週水曜日にダイアモンド☆ユカイさんとパパ料理紹介。
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