ビストロパパレシピ2018.10

みそ×豚の相性抜群
思い出の味を楽しむ
みそ豚焼き

2018/10/16

人には好みの味がある。好きな味もあれば、苦手な味も。このコラムで紹介する料理は、私が大好きな味ばかり。自分がおいしいと思って何度も作っている料理ばかりだ。

しかし、自分の好みの味を作っても、パートナーや子どもが好きかどうかは食べさせてみないとわからないことも。特に、いろいろな味覚を覚えながら成長している子どもにとって、大人の味付けを押し付けるのは気を付けた方がいい。大人が勝手に好き嫌いを決め付けることにもなりかねない。

例えば、私が主宰しているパパの料理塾で教えた中華風ドレッシングで食べるサラダを、受講生の父親が家で作ったところ、子どもが食べてくれなかったと報告があった。ドレッシングをかけると食べず、そのままキュウリやトマトを食べるという。味付けをして食べたいのは、大人の都合。子どもは素材の味を十分に楽しむことができることも。刺身も大人は醤油やワサビを付けたがるが、何も付けずにそのまま食べる子どももいる。

今回の料理は「みそ豚焼き」。豚肉を、みそダレに漬けて焼く料理。肉屋にも売っている人気のメニュー。この甘辛いみそ味の豚肉が大好きなのだ。母がよく作ってくれた。晩ごはんで食べたみそ豚が、朝食にも出てくると喜んだ。弁当箱を開けて入っていたときもうれしかった。

みそと豚の相性は抜群。家庭料理で人気の豚汁も、みそと豚の料理。鹿児島県の麦みそに豚バラ肉と黒糖を合わせて作る郷土料理「豚みそ」も定番だ。

子どもが、どんな味が好みになっていくかはわからない。けれど、素材の味を生かした料理を、一緒に食べれば、自然と親子の味の好みは似てくるのではないだろうか。子どもが大きくなって、親の手料理を楽しみに実家に帰ってくる日を、人生100年時代の楽しみにとっておきたい。

調理時間

30分

材料(4人分)

  • 豚肩ロース塊肉焼き豚用(500g)
  • キャベツ(1/4カット)

  • A
    • 砂糖(大さじ2)
    • みりん(大さじ2)
    • 酒(大さじ2)
  • B
    • みそ(大さじ4)
    • ごま油(大さじ1)
    • 豆板醤(小さじ2)
    • しょうがチューブ(小さじ1)
    • にんにくチューブ(小さじ1)
    • 白ごま(少々)

  • ごま油(大さじ1)

作り方

  1. を1センチ弱ぐらいにスライスしボウルに入れ、Aを加えて揉んでからBを加えてあえ、冷蔵庫で30分ほど寝かせる(時間がなければ省く)。キャベツはざく切り。
  2. フライパンを火にかけ、ごま油を入れ、熱くなったら強めの中火で1の肉を焼く。裏表に火が通るまで焼いたら取り出す。そのままキャベツを加えて炒めて、皿に盛り付けてでき上がり。
アト辛おとな味:豆板醤
子手伝い:肉と調味料をもむ
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
大人が好きな味を、子どもに押し付けない。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。料理教室・研修(情報労連やNTT労組主催の料理教室も担当)の企画・講師、NHK「きょうの料理」の出演など、パパ料理の普及・啓蒙を行う。(株)ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。内閣府食育推進会議専門委員。日本パパ料理教会会長パパ飯士。著書に『ママと子どもに作ってあげたい パパごはん』(マガジンハウス)、『パパ料理のススメ 父親よ大志を抱け』(赤ちゃんとママ社)。昨年度NHKラジオ第一「すっぴん!」毎週水曜日にダイアモンド☆ユカイさんとパパ料理紹介。
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