ビストロパパレシピ2023.01-02
カレー好きが
すすめる
今年の初カレー白菜カレー
2023/01/18
食べ物の中で、一番好きなものはと聞かれると、年齢やその年によって変動するが「カレー」であることは間違いない。
一人暮らしを始めた時も、カレーのスパイスセットを買ってきて、本格的なカレー作りにチャレンジしていた。日ごろ料理をまったくしないにもかかわらず、カレーが好きだから、スパイスを駆使して作りたくなるのだ。
実際に、スパイスの量や、組み合わせ、入れる順番によって、味は変わる。スパイスカレーはそれが楽しい。カレーの中に入れる具も、季節物や、冷蔵庫に余っている野菜を入れるので、同じカレーを作ることは、ほぼない。毎度、一度切りのカレーを味わっていた。
そんなカレー好きが、今回初めて市販のカレールーだけでカレーを作ってみた。スパイスを活用したこだわりのカレーとの味比較をしたくなったのだ。
具は、鍋で余っていた白菜を活用。玉ねぎ、肉を炒めた後に、白菜、厚揚げを入れ、水、ホールトマト、だし昆布で煮込み、仕上げはカレールーを溶かして完成。いつも、入れていた、スパイスはゼロ。
するとどうだろう。大満足の白菜カレーが完成した。なんだ、ルーだけでおいしくできるんだ。
日本で販売されている、カレールーは、日本の食文化の中で、日本人好みに合わせて進化し続けている。原材料名の中に、小麦粉、砂糖、食塩、カレー粉、香辛料などが最初から入っているのだ。食品メーカーが、研究し続けた結果完成したのが、カレールーなのだ。
「おせちもいいけどカレーもね」と、昭和のCMの名せりふを思い出しながら、今年もいろいろな味のカレーを作ると決意を新たにしたのだった。
調理時間
35分
材料(8人分)
- 豚肉カレー用(300g)
- 白菜(1/4カット〜)
- 厚揚げ(1丁)
- 玉ねぎ(1個)
- しょうが(1かけ)
- にんにく(2かけ)
- オリーブオイル(大さじ1.5〜)
- A
- ホールトマト(1缶)
- 水(800ml)
- だし昆布(1枚)
- B
- ケチャップ(大さじ1)
- ウスターソース(大さじ1)
- てんさい糖(小さじ1)
作り方
- 豚肉カレー用は、塩こしょう(分量外)振って揉む。
- 白菜はざく切り。厚揚げは小さく切る。玉ねぎは粗みじん切り。にんにくは薄切り。しょうがを千切り。
- 大きめの鍋に、オリーブオイル、にんにく、しょうが、玉ねぎを入れて火にかけ、中火で炒める。肉を入れて炒め火が通ったら、白菜、厚揚げも加えて炒める。Aを入れて蓋をして火にかけ沸騰したら蓋を取り中火で煮込む。火が通ったらカレールー、Bを加えて味を調えてでき上がり。皿にごはんをよそいかける。
アト辛おとな味:カイエンペッパー
子手伝い:味見 計量する
子手伝い:味見 計量する
- ビストロパパのワンポイント・アドバイス
- カレーは、こだわり過ぎなくてもおいしい。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる)
パパ料理研究家。株式会社ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。男性の家事参画や共食の普及・啓発を行う。令和6年度消費者支援功労者表彰ベスト消費者パートナー章受賞。労働組合向け、食材セット付きオンライン料理教室の運営サービスが人気。いっしょに作る料理動画をYouTube「ビストロパパCHANNEL」で配信中。「きょうの料理」「3分クッキング」等出演。