ビストロパパレシピ2023.10

素朴なおやつを
楽しむ蒸し焼きいも

2023/10/12

パソコンに向かっている時間が多い現代人は、食べながら仕事をするクセがついている。

サンドイッチを食べながらキーボードをたたく人もいれば、袋に手を突っ込んでお菓子を取り出しては口に入れたり。仕事がはかどらないほど量も増えるような気も。あっという間にポテトチップス1袋がなくなる時も。良くない。

これを改めることにした。特に間食。お菓子を一切やめた。食べるなら、ナッツ類やドライスイーツに変えてみた。これは、これでいいのだが、あまり腹持ちが良くない。なんだ、普通にお腹が減っているのかもしれない。かといって、ごはんを食べる感じでもないし。

そんな時、一番ぴったりな食べものが「さつまいも」ではないか。最近は、毎日のように蒸し器で蒸している。電子レンジで気軽に加熱するのもいいけれど、蒸したさつまいものほうが、圧倒的に甘くておいしい。そのまま食べてもいいし、作り置きにしておけば、いつでも食べたい分だけ、カットして食べれば小腹が満たされる。次女の弁当のオカズ頻度も増えてきた。

この「蒸しさつまいも」を、さらに進化させてみた。蒸したさつまいもを、そのままオーブントースターで焼くのだ。皮が少し焦げるぐらい。すると「焼きいも」の完成。これが、ほぼ焼きいもな感じ。いや、焼きいもよりもしっとり感があって、なおおいしい。

蒸しさつまいもをきっかけに、蒸し料理を作ることが増えた。小さめのじゃがいもを蒸した、蒸しじゃがいもは、カレーの付け合わせにもぴったり。そのまま塩、バターで食べてもいいし。にんじん、ブロッコリー、里芋、旬の野菜を蒸すだけでごちそうになる。いろんな料理を紹介し続けてきたけれど、素材の味を楽しむ調理方法が、一番のぜいたくな食事なんだろうな。

調理時間

40分

材料(3人分)

  • さつまいも(3本程度)

作り方

  1. さつまいもを洗って皮ごと蒸し器に入れ30分ほど蒸す。
  2. 蒸したさつまいもをトースターで5分ほど焼いてでき上がり。
子手伝い：さつまいもを洗う
ビストロパパのワンポイント・アドバイス
おやつは、芋か果物で楽しめるようになろう。
滝村 雅晴 (たきむら まさはる) パパ料理研究家。労働組合向け、食材セット付きオンライン料理教室の運営サービス開始。きょうの料理の出演など、楽しむ料理の普及・啓発を行う。株式会社ビストロパパ代表取締役。いっしょに作る料理動画を毎週末YouTubeでライブ配信中。ビストロパパチャンネルも開設。
新著「生き抜くためのごはんの作り方 : 悩みに効く16人のレシピ (14歳の世渡り術)」河出書房新社。
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